2007年01月05日

働けど働けど・・・


公明党の太田昭宏代表は2日、JR新宿駅前で街頭演説し、労働時間規制を一部撤廃するホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外)導入問題について、与党協議会を設置し慎重に検討するよう提案した。



正月早々、このような報道があった。
ホワイトカラー・エグゼンプションは簡単にいうと、いわゆるホワイトカラー(一般に事務職)の評価を労働時間ではなく成果で測るというもので、労基法による「1日8時間・週40時間」という労働時間規制を適用免除することである。つまり、時間給ではなく成果給となるため、今まで規定の労働時間を超えた分に対して支払われていた「残業手当」等は無くなる。
この制度はアメリカでは1938年に導入されており、特に新しい概念ではないようだ。日本では2005年6月に経団連が提言をし、2006年6月に厚生労働省が素案を示しており、このまま順調にいけば2007年国会に法案提出、2008年度には立法・施行されるところである。

しかし先の報道によると、”急がずに慎重にやろうや”という提案がされたということなので、もう少し緩やかな流れになるのかもしれない。
もっともこれは参院選絡みの発言であるので、選挙後にどうなるかは解らないが。

ここで、”選挙前なので慎重に”という提案がされたということは、このホワイトカラー・エグゼンプションにいくつかの問題点が指摘されていることに他ならない。
その問題点の主なものは「サービス残業の合法化による実質的な賃金カット」や「労働時間が管理対象外になるための労働者の健康管理」である。
ようするに、無報酬の時間外労働の末に過労死をした場合も、「労働者の自己責任」となってしまう懸念があるのだ。

そもそもこの制度を検討することとなった背景には、人件費をより一層圧縮したい企業側の意向が見え隠れするが、他に、アメリカ政府が日本における自国企業の収益性や効率性を上げるために、ホワイトカラー・エグゼンプションの導入を要請したということも言われている。
アメリカと日本では文化も風習も国民気質も異なる。今までにも、アメリカのマネジメント手法を導入したことはあったが、必ずしも成功しているとは限らない。

さてさて、今年もサラリーマン受難の年になるのでしょうかねぇ。


●あまり明るい話題には食いついていけない「かびごん」でした。
 これって鬱への入り口でしょうかね。けけけ・・・
posted by かびごん at 22:09| ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック


Excerpt: サービス残業サービス残業(サービスざんぎょう)とは、雇用主から正規の賃金(労働基準法が定める時間外労働手当)が払われない時間外労働の俗称であり、本質的には賃金不払残業である。サービス残業は長時間労働を..
Weblog: 『労働』の知識
Tracked: 2007-07-30 06:06


Excerpt: ホワイトカラーエグゼンプションホワイトカラーエグゼンプション(または、ホワイトカラーイグゼンプション、white collar exemption、ホワイトカラー労働時間規制適用免除制度)は、いわゆる..
Weblog: 『労働』の知識
Tracked: 2007-09-29 10:44